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ジャイロボールって?

 「ジャイロボール(gyro ball)」って知ってますか。
 僕が初めてジャイロボールと言う言葉を耳にしたのは、昨年テレビ放送されていた「メジャー」を見てです。主人公の茂野吾朗投手が投げるボールが「ジャイロボール」でした。
 それまで、「ジャイロボール」を聞いたことなかったので、実際の野球界では存在しなく、あくまでマンガ上の野球にしか存在しない魔球だと思っていました。

 それが、松坂大輔投手がメジャーリーグに行くことになり、野球の本場アメリカでジャイロボールを投げるのかどうかで大きな話題になりました。
 その話題を知って僕は驚きました。だって、ジャイロボールが実際の野球で存在することだけでなく、松坂大輔投手がジャイロボールを投げれるなんて...日本で活躍していた時は、一度も話題になっていないのに...何か変?

 この話題のジャイロボールについて興味が湧いてきませんか。
 この「ジャイロボール」サイトでは、ジャイロボールとはどんなボールで、ジャイロボールの投げ方はどうするのか、また松坂大輔投手が本当にジャイロボールを投げるかなど、ジャイロボールについての話題を取り上げていきたいと思っています。

ジャイロボールとは

 ジャイロボールの元をたどると、Xジャイロ(エックスジャイロ)と言うおもちゃです。軽くて貫通した丸い筒で、これを投げる遊びです。
 ある人物(手塚一志)がXジャイロを投げてみた時、最初は20mしか飛ばなかったが、投げ方のコツをつかむと100mを超えるようになったらしいです。

 この投げ方を野球に応用したのが、ジャイロボールの始まりです。

 ジャイロボールの「ジャイロ」とはギリシャ語で輪の意味です。投げられたジャイロボールは、進行方向に回転軸が向いています。つまり、ライフル弾のような螺旋回転をしながら進んで行くことになります。
 ジャイロボールの回転の方向は、右投手と左投手で逆回転になります。右投手が投げた場合は投手から見て時計回りに、左投手が投げると反時計回りになります。


 ジャイロボールには次の2種類に大別できます。

■フォーシームジャイロボール
 対称ジャイロボールとも言います。
 一般的な直球(フォーシームファストボール)に近いボールの握りで投げますが、打者から見ると、ボールが対称面を向けて進みます(ボール正面の縫い目等の模様が対称形)。
 螺旋回転で進むため、普通の直球に比べて空気抵抗が少なく、リリースから捕手が捕球するまでの、初速と終速の差が非常に少ないことが、このジャイロボールの特徴です。
 このジャイロボールは、ボールの初速と終速の差が少ないことやボール回転が見せる縫い目模様によって、打者はボールが浮き上がったり、膨張するような錯覚が生じてしまうらしいです。でも実際は揚力が働かないので浮き上がっていないようです。
 マンガ「メジャー」の茂野吾朗投手が投げるジャイロボールは、こちらのジャイロボールとなります。


■ツーシームジャイロボール
 非対称ジャイロボール言います。
 ツーシームファストボールに近いボールの握りで投げ、かつボールが非対称面を向けて進みます(ボール正面の縫い目等の模様が非対称)。
 一般的な直球と同程度の空気抵抗を受け、かつ揚力が働かないため、直球に比べてホームベースへの到達時間が大幅に遅れことが、このジャイロボールの特徴です。従って、打者には、ボールがなかなかやって来ない印象を与えます。
 初速に比べて終速が相当に減速する性質はチェンジアップと似ていますが、このジャイロボールはチェンジアップに比べ、初速スピードを落とさないで投じるところに違いがあります。
 松坂大輔投手がジャイロボールを投げるとしたら、こちらのジャイロボールになるんじゃないでしょうか。

ジャイロボールと松坂大輔

 松坂大輔投手が野球の本場、メジャーリーグに参戦することになり、アメリカで松坂大輔投手が魔球のジャイロボールを投げるのかどうかで大きな話題になったことに驚きました。
 レッドソックスの入団会見の時でも、松坂大輔投手は記者からジャイロボールのことを聞かれていました。その時の松坂大輔投手は、微笑んでいるだけで何も答えなかったです。

 松坂大輔投手が日本プロ野球で長年活躍していましたが、ジャイロボールと言う魔球を投げることで話題になったことがなかったので、とても変な感じを持ちます。

 松坂大輔投手が投げる高速で鋭く変化するボールをジャイロボールでないかと言うことらしい。
 
 野球解説者の栗山英樹はこう言っています。
 「松坂大輔投手は、ジャイロボールを投げてる感覚はないだろう」とまた「投たボールがたまたまジャイロボールになっているのだろう」と。
 松坂大輔投手本人は、「カットボールを投げたつもりが、偶然魔球のような変化球(ジャイロボール)になった」とも言っているようだし、日本向けのインタビューで、松坂大輔投手はジャイロボールのことを否定していた。

 以上を総合すると、どうも松坂大輔投手本人は既存の変化球を投げてる意識しかなく、周りが(特にアメリカのマスコミが)ボールの変化等を見てジャイロボールに当たるかどうか騒いでるだけのようだ。

ジャイロボールの投げ方

 ジャイロボール投げ方で、重要なのは「ため」です。
 ジャイロボールを投げるために十分な回旋エネルギーが必要になります。そのための投げ方として、ヒップファーストでの始動します。
 そして、そのヒップファーストでの並進運動を行う際に、後ろの軸足の股関節が上体の重みを受け止める支点になります。それにより後ろ軸足にジャイロボールで必要な『ため』ができます。
 ちなみに、並進運動を開始する際に、後ろの軸足の膝を”カクン”と折り曲げて重心を落下させる動きのことを「ディップ」と言います。
 ジャイロボールの投げ方で言う「ため」をつくるのに、ある程度の膝と股関節を曲げることは必要です。しかし、ディップになると、並進運動から続く、回旋運動に不利に働き、ジャイロボールに必要な回旋エネルギーが得られません。
 従って、ジャイロボーラーの投げ方で注意しなければならないのは、ディップ型の投球フォームにならないと言うことです。


 また、ジャイロボールを投げ方をマスターするには、『ダブルスピン投法』を身につけなければなりません。
 ダブルスピン投法に必要なものは、まずしかっりと根はりをし地面に立つことです。
 それから、ステップするときにエッジを効かせます。また、エッジングをしている軸足と体とボールを持っている腕のラインがCのマークを描くようにします。
 更に、エッジングをした軸足から下半身へとねじりの動きを伝え、腕をしならせ、下半身から伝えられた力を上半身をしっかり回転させることでボールにまで伝わり、ジャイロボールが可能となります。